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施術師として思うこと 最終回

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前回の続き。

施術はもちろん、

患者さんに何かアドバイスした時、

それによって起きた変化を

確認するからこそ、

次の施術にそれを

活かしていけるのだ。

それが良い結果であっても

悪い結果であってもだ。

(悪い結果はない方が良いですけど・・)

その結果を受け止めることこそ

「責任感」

だと思う。

以前、とある脳外科の先生を

取り上げた番組を見た。

その先生は言う、

「手術のたび強いプレッシャーを感じる。

自分が手術したことでその人が

命を落とすことになるかもしれない。」

凄まじいプレッシャーだと思う。

しかしその先に

患者さんを助けるイメージがあるからこそ

プレッシャーをはねのけ病気に

立ち向かえるのではないだろうか。

そしてそれこそが強い

「責任感」

を生むのではないだろうか?

正直、そこまでの「責任感」を

必要とする仕事はあまりないだろう。

しかし医師をはじめ、

医療従事者、その他分野であっても

人の身体を診る仕事は、

大げさかもしれないが、

時にその人の生活を(良くも悪くも)

変える力を持っていると思う。

だからこそ慎重に、「責任感」をもって

施術にあたる必要があると思うのだ。

その為にはまず、

その症状に対して何がベストかを

考えなければならない。

自分の分野がベストだと思えば

自信とプライドをもって

自分にできることを一生懸命やる。

きっと良い結果につながるだろう。

しかし、曖昧な判断で、

自分の分野の施術を

押し付けるようなことがあってはいけない。

自らの分野の境界線を明確にし、

他分野のことを理解していれば、

その症状改善に、

最適な選択・提案ができるはずだ。

もちろん、すべてにおいて

100%の結果を保証することはできない。

自分の判断・施術が、

その患者さんの身体に

どういう結果をもたらすか?

常にそれを意識し患者さんと向き合えば

そこにはおのずと

「責任感」

が必要になるはずだ。

偽善や自己満足と思われるかもしれませんが、

いつか、様々な分野が

自らの主義主張を誇示するのではなく、

最低限、関わりのある分野を理解し、

患者さんに対して最適な方向性を

分野をまたいで提案できるような

仕組みが出来たら良いと思っています。

そして自分も、その提案に

「責任感」をもってしっかりと応えられるような

施術師になりたいと思います。

大変長くなりましたが、

同業・他分野のみならず

これを読んでいただいた方の中に、

わずかでもこの内容に

共感していただける人がいたら幸いです。

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